平熱日記

平熱の日記

2021年5月29日(土)のこと/ゆるくつながり、ゆるく学ぶ(願望)

同じ大学・学部を卒業した同級生3人、約束を取りつけ、高円寺で散歩をした。

行ってみたかった町中華にふられ、元某組織事務所跡地にできたチーズ喫茶「吾輩ハ山羊デアル」はなくなっていて、そこに新しくできたカフェでご飯を食べる。

いろいろと話したあと、これまで見つめるだけだった「コクテイル書房」で行っている学生向けのカレーを配る取り組み(この日は学生でなくてももらえた)を知って、向かう。入ってみたいなと思っていたけど、なかなか近づけなかったところなのでうれしい。(次回6月19日にも同じ取り組みをするそう。どうしたら学生にリーチできるんだろう、と考える)

その後、「茶しばこう」と、パル商店街を抜け、ルック商店街を闊歩し七つ森に向かうも入店叶わず。元来た道をもどって、駅前の「トリアノン」でお茶をした。

 

「みんな元気?」「最近どう?」みたいな声かけから、近況や趣味のこと、同級生たちのいま、学部時代の演習について、堂々巡りしながら語る。ライフステージが変わるなかでも変わらない関係があって、安心する。

 

思えば、同世代と「いっせーの」で始まる学生生活はもうないのだ。「あの頃に戻りたい」とは思わないけれど、そんなことを思うとやっぱり寂しくなる。

社会人になって学ぶことの楽しさを実感するとき、あるいは何かを身につけようと眉間にシワをよせているときに、同じ楽しさや苦しみを勝手に味わえた同級生の存在は、とても貴重なものだったな、と感じてしまう。

そんなことも話しながら、互いに興味の強い範囲のこと、学び直したいこと、新たな興味のことをこぼして「もう一回一緒に勉強しようか」なんて話になる。学部を卒業し、それぞれ過ごした5年を持ち合わせて、再結集。楽しいだろうな。

読書会なのか、積読のプレゼンなのか、勉強会なのかわからないけど、有志を募って動き出そうと思う。(あと、話を聞きながら「自分で書く」ことへのふつふつとした情熱も少し触発された。文フリ…っ)

 

トリアノンを出て、駅前の新刊書店「文禄堂」に向かった。友人と巡る本屋が好き。それぞれおすすめの本や積んでる本を話しながら小一時間を過ごし、退店する。

続いて純情商店街を早稲田通りに向けて歩き、庚申通り商店街へ。「古書サンカクヤマ」は、存在こそ知っていても入ったことのないお店だった。3人のうち1人が古本を収集していることもあり、入店。楽しかった。

そんな風に歩いているうちに日が暮れて、2人を見送る。駅とバス停。案外近くに住んでいるんだなぁと思いながら「またね」をする。

 

家に帰りながら、楽しかったなと思う。

未購入のインディーズ雑誌『つくづく』の特集が「友達と互助会」だったはず。互助会を作りたいのかはわからないけれど、出会ったみんなと、ゆるく、ときにつよく繋がっていたいなと思う。少し興味が湧いたので、明日どこかの本屋さんで探してみよう。